140509リード125 ECU書き換え

走行距離：20300km
不具合内容：エンジン始動直後の走り始めに於いて、
吹け上がりが悪く、加速しない。
エンジンが温まれば症状は改善する。

原因：エンジン冷間時のＥＣＵ設定に問題がある。

対処：ＥＣＵの書き換え(アップデート)を行うことで改善する。

症状詳細：
エンジン始動から約３分程、距離にして１ｋｍ程度のエンジン冷間時、
スロットルを捻っても狙った加速をしない。
３０～４０ｋｍ／ｈ位まではゆっくり加速し、
４０ｋｍ／ｈ位以上はターボが掛かったかの如く突然加速する。
エコ運転派には関係無いのかも知れないが、
始動直後から全開走行、と言う人には、
この症状は鼻に付き、不良と取られてもおかしくない。

私は、ま、、別に暖気と考えればこのままでもいいかなぁ～と思う程度。

但し、いざ、と言う時に、加速が鈍い為、
運転していて危険を伴う可能性は有り、無い、に越した事はない。


また、
今回のこのＥＣＵアップデート、
エンドユーザー告知、連絡等一切無しです。

このメーカーの姿勢がとても不満です。

『言われればタダで直しますよ』の様な不振を抱く姿勢、
隠蔽体質と取られても仕方ないですよね。
＝言わなければ、知らなければ放置される、と言うことです。
今の時代、情報は取りに行けますので、
隠蔽体質モロ出しな今回の様な対応は至極改善頂きたいです。


メーカー説明：触媒が温まっていない状態で燃料を濃く噴射すると、
排気ガス中のNOx濃度が増す為、それを避ける意味で、
冷間時の燃料を絞っている。

確かに、、、排気ガス臭と言うのは、、全くしない。。
ま、今時の車両じゃ、、当たり前か。。


修理方法：ＥＣＵカプラに専用端末を接続し、
ＥＣＵをアップデートする。


正直なところ、、、
このアップデートは、、実施しなくてもいいかなぁ～と思っていたのは事実です。
配布は3月でしたが、今まで放置していましたから。
ま、、人柱の状況を見て、と言うところも有ったんですけどね。
それに、、
メーカーの言い分も分からなくは無いし、ちゃんと理由が有ってのＥＣＵ設定なので。

但し、暖気終了までのじれったさが有ったのも事実です。
環境配慮側に振り過ぎて、ユーザビリティにマッチしなかったんでしょう、ね。

アップデートしたところで、暖気終了程度までは、
過度なアクセルワークを避ければいいだけの話なので、、
じゃ、、やるか、と言った感じですね。


※専用端末はホンダドリーム店には配備しているようですが、
ＷＩＮＧ店は無い店舗がほとんどの様です。
赤男爵は本部にしか無く、端末取り寄せ→車体入庫修理となり、
時間を要します。
ドリーム店では日常的に受け付けている様ですが、
事前予約が必要です。




・・・で結局私は、ドリーム店に飛び込み予約し持ち込みました。

作業時間は概ね３０～６０分程度と聞いていましたが、
私の場合、
ＥＣＵアップデートモードに入る前の
エラーログを消すのに時間が掛かった様で、
ぎっちり1時間掛かりました。

エラーログ？？
インジェクター異常のエラーログが１件残ってたらしいです。
そんな記憶は、、無いけどなぁ。。

また、、今回のアップデートの様に、
『ＥＣＵの書き換え』による対応というのはここ1～2年の話で、
ソレまでは『ＥＣＵ交換』と成っていた為、
今回の様に部品交換を伴わない気軽？なアップデートが出来る、
という事実の告知をどの様に周知させるか、
メーカーの対応方法も確立されていない感じでした。

今回のＥＣＵアップデートでは、
①車体の修理記録としてメーカーのデータベースには反映される
②サービスキャンペーン、リコールの様な車体判別シールは貼られない
な様です。

見た目では新旧の区別が付かないので、
ソレも、、、おかしくネ？って思います。

リードに限らず、今後投入される機種に関しては、
ＥＣＵのアップデートは不定期に突然実施される場合がある、
様なので、
入庫する際くらいには、ＥＣＵアップデート情報を検索して貰う様、
クセ付けして置いた方が良いかも知れません。


※
今回の実例でも分かる様に、
ＦＩ車に於いてＥＣＵのセッティングというのは非常に重要で、
その車種のエンジン性能や性格を掌る、肝と成るパーツであり、
メーカーの技術の宝庫？言い過ぎ？なんで、
あまり情報公開したがらない、と言うのも、、まあ、、、妥協出来ます。

ＥＣＵセッティングひとつで燃費性能だって変わるでしょうからね。



さて、、、ＥＣＵの書き換えは実施しましたが、
実施以降まだ走って無いので、
その変化はまだ体感出来ていません。


しばらく走った後、人柱レポしたいと思います。